事務所通信 平成19年5号掲載
願いは全て聞きとどけられた 

 下記の詩はニューヨーク大学リハビリテーション科一患者のつくった詩です。


   大きなことをなし遂げるために力をあたえてほしいと 神に求めたのに
   謙遜を学ぶようにと 弱さを授かった
   
   幸せになろうとして 富を求めたのに
   賢明であるようにと 貧困を授かった
 
   偉大なことができるように 健康を求めたのに
   よりよきことをするようにと 病気を賜った
 
   世の人々の賞賛を得ようとして 成功を求めたのに
    得意にならないようにと 失敗を授かった
 
   求めたものは一つとして 与えられなかったが
    願いは全て聞きとどけられた

 最後の2行にこの詩の意味するところが全て語られています。
 力、富、健康、成功・・。これらは私たちがしあわせの条件として、常に求めているものです。しかし、それとは反対の境遇におかれることも多いと思います。問題はそこでどう対処するかです。ワコールの故塚本幸一社長は、病気が発見され入院したとき、そこでマージャンをしていたそうです。見舞いに来た人にこう言いました。「病気が発見されたのだから良いではないか・・・」   こうありたいものです。

所 長  須 田 幸 英
事務所通信 5月号掲載
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